脱臭機を比較!各メーカーの現行10機種の分析とニオイ対応表付き

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脱臭機10機種 家電
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「ペットはかわいいけどやっぱりニオイが気になる…」、「ただでさえ大変な介護でニオイも…」、「部屋がいつも臭い」などなど、生活を送る上でニオイにはさまざまな悩みがつきもの。

そんな悩みの解消を手助けしてくれるのが脱臭機です。最近では、部屋に染みついたニオイにも効果があるものも。

今回の記事では富士通東芝パナソニックシャープの現行10機種が対応するニオイや電気代、フィルターなど交換部品のコストも比較しました。脱臭機選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

今回比較する脱臭機

メーカー・シリーズ名型番
富士通・PLAZION(プラズィオン)DAS-15K、DAS-303K、HDS-302G、HDS-3000G
東芝・エアリオンDC-230、DAC-2400
シャープ・プラズマクラスター除菌脱臭機DY-S01
パナソニック・ジアイーノF-MV1100、F-MV2100、F-MV4100
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脱臭機とは|空気清浄機との違い

脱臭機空気清浄機、メインとする仕事が違うのですが、お互いの仕事を副次的にこなしていることが多いので、非常に混同されがちな家電です。

空気中のいやな「ニオイ」の除去を目的に作られた家電が脱臭機。空気中のハウスダストや花粉などをフィルターに捕集し、きれいな空気を作る家電が空気清浄機です。

どちらを導入すべきか迷っている方は、見えないニオイの除去を優先するなら脱臭機、ホコリなど空気の物理的な汚れ除去を優先するなら空気清浄機と覚えておきましょう。

空気清浄機や小型の脱臭機が気になる方はこちらもあわせてご覧ください。

各メーカーの脱臭機の特徴

ここからは富士通、東芝、シャープ、パナソニックの脱臭機の消臭方法などの特徴を説明します。

富士通(FUJITSU)の脱臭機の特徴

富士通の脱臭機プラズィオンシリーズ

富士通の脱臭機はPLAZION(プラズィオン) HDS-302GHDS-3000GDAS-15KDAS-303Kの4つ。DAS-15Kのみ~10畳までの部屋用、他3機種は~20畳までの部屋用です。

このプラズィオン、脱臭の他に集じん効果が高く、ペットの毛やホコリなどを空気清浄機のようにキャッチ。DAS-15K以外は花粉やダニ、カビの胞子にも対応します。DAS-303Kはさらに加湿も可能です。

オゾン脱臭の仕組み
出典元:富士通 ※オゾン脱臭の仕組み

消臭機能は金属酸化触媒フィルター+内部オゾンユニット+オゾンの放出によるトリプル脱臭をウリにしています。このオゾンの放出は、部屋に付着したニオイを消臭してくれるそう。

さらに、HDS-3000GとDAS-303Kは脱臭と同時にプラズマイオンも放出。浮遊ウイルスを抑制する効果も(一財)北里環境科学センターによる試験で認められています。

DAS-303の消臭性能グラフ
出典元:富士通

特に効果のあるニオイはタバコ臭ペット(アンモニア)臭。他は部屋干し臭カビ臭トイレ臭汗臭体臭料理臭生ゴミ臭排水口臭玄関のニオイとさまざまです。

東芝(TOSHIBA)の脱臭機の特徴

東芝の脱臭機

東芝はデオドライザー「エアリオン」のDAC-2400DC-230を説明。脱臭機ではなく消臭器と名乗っていますが、今回の記事では脱臭機として扱います。

DAC-2400はAC電源で~16畳までの部屋用。DC-230は電池式でトイレや玄関など狭所用のお手軽タイプです。

今回比較する他のタイプとは毛色が違い、内部に投入した消臭剤に風を当てることで部屋に拡散し、悪臭を取り除く方式。

グラフト重合法の脱臭の仕組み
出典元:東芝

この消臭剤はニオイで上書きする従来の芳香剤などと仕組みが違い、グラフト重合法と言う方式でニオイを吸着させています。

効果のあるニオイはタバコ臭体臭ペット臭トイレ臭生ごみ臭排水口臭などの生活悪臭で、他にシックハウス症候群の原因の1つと言われるホルムアルデヒドが対象。カビ臭には対応していません。

シャープ(SHARP)の脱臭機の特徴

シャープの脱臭機DY-S01

シャープの現行モデルはプラズマクラスター除菌脱臭機DY-S01のみです。円柱型で360°全方位を吸気するため、壁ピッタリの設置には不向き。脱臭性能は落ちませんが、周辺の壁が汚れることがあります。

自然界に存在するものと同じイオンを空気中に放出し、イオン濃度を上げるのが「プラズマクラスター」。このプラズマクラスター中でも最高レベルのイオン放出力を誇る、プラズマクラスターNEXTでこのDY-S01は脱臭しています。

プラズマクラスターが脱臭するイメージ
出典元:シャープ

プラズマクラスターNEXTはニオイの吸入以外に、高濃度イオンを含んだ風を当てることで、付着したニオイを消臭することが得意です。

効果のあるニオイはタバコ臭トイレ臭ペット臭生乾き臭加齢臭汗臭料理臭体臭など幅広く、付着したニオイの原因菌、カビ菌などの抑制、有害ガスVOCNOxSoxの低減に効果を発揮します。

パナソニックの脱臭機の特徴

パナソニックの脱臭機

パナソニックの現行モデルは次亜塩素酸 空間除菌脱臭機ジアイーノ」のF-MV1100F-MV2100F-MV4100の3機種。ちなみに、次亜塩素酸は水道水の浄化やプール・哺乳瓶の除菌にも使われている成分です。

このジアイーノ、水道水と塩タブレットを電気分解することで「次亜塩素酸」を作り、その次亜塩素酸により脱臭や除菌をします。また、揮発することで付着した菌やウイルスの抑制効果があるようです。

パナソニック脱臭機による臭い減衰実験結果
出典元:パナソニック ※(株)環境管理センターによる試験結果

特に効果の高いニオイはペット介護のニオイ排せつ臭などの有機物系。とにかくこれらには強力に作用し、発生し続けているニオイの発生源から次亜塩素酸が分解してくれるとのこと。

また、自社の空気清浄機(F-VXS90相当)とF-MV4100を除菌・ウイルス抑制効果で比較し、日本食品分析センターによる実験で、どちらも3倍のスピードを記録しています。

ただし、ジアイーノは喫煙環境に向かないという弱点があるので、屋内で喫煙する方は導入を見送った方がいいでしょう。

10機種の各ニオイ対応比較表

ここまでの特徴で述べた、各ニオイを機種ごとに対応表でまとめてみました。いずれもメーカーの発表を元に記入しています。それぞれの比較にぜひ利用してください。

◎=効果大 ○=効果あり -=メーカー発表なし ×=不向き

メーカー・型番タバコ臭ペット臭排せつ物臭汗臭体臭生ゴミ臭カビ臭部屋干し臭玄関臭その他備考
富士通・DAS-15Kフィルターでペットの毛や皮、ホコリを除去。
富士通・DAS-303K加湿機能あり。フィルターでペットの毛や皮、ホコリ、花粉、ダニ、カビの胞子を除去。プラズマイオンでウイルス抑制効果あり。
富士通・HDS-302Gフィルターでペットの毛や皮、ホコリ、花粉、ダニ、カビの胞子を除去。
富士通・HDS-3000Gフィルターでペットの毛や皮、ホコリ、花粉、ダニ、カビの胞子を除去。プラズマイオンでウイルス抑制効果あり。
東芝・DC-230ホルムアルデヒドにも効果を発揮。
東芝・DAC-2400ホルムアルデヒドにも効果を発揮。
シャープ・DY-S01付着したニオイの原因菌、カビ菌などの抑制、有害ガスのVOC、NOx、Soxの低減に効果を発揮。
パナソニック・F-MV1100×除菌・ウイルス抑制効果が高い。
パナソニック・F-MV2100×除菌・ウイルス抑制効果が高い。
パナソニック・F-MV4100×除菌・ウイルス抑制効果が高い。

いかがでしょうか?富士通とシャープの脱臭機はバランス型、パナソニックは尖った性能を持っていることが表からも伝わると思います。

東芝は少し力不足に見えるかもしれません。ただ、導入費用が低く他の脱臭機とスタイルが違うので、あくまでも目安としてください。

お手入れの手間やランニングコスト

せっかく脱臭機を買ってもお手入れに手間がかかりすぎたり、ランニングコストが高すぎたりすると、使うのが億劫になってしまうと思います。

そこで、今回の10機種すべてのお手入れの周期や電気代、交換の必要があるフィルターなどの費用をメーカー別にリサーチしました。最後に表付きでまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

富士通(FUJITSU)|PLAZION(プラズィオン)

das-303kの脱臭フィルター
出典元:富士通

富士通のプラズィオンは今回比較する4機種ともに、脱臭フィルターを装備。こちらは約24時間ごとに加熱し、自動でクリーニングする機能を持ちます。これにより、10年間使っても90%以上の脱臭性能を保つという試験済み。

本体は汚れが気になったら不定期に柔らかい布で拭き、吸気口は掃除機で吸いましょう。また、脱臭フィルターを覆うように、集じんフィルターがあり、こちらは1か月ごとに掃除機で吸引、1年ごとに水洗いをすれば交換不要※です。

DAS-303Kはこの集じんフィルターを高機能タイプにも変更可能。PM2.5にも対応し、交換目安は1年に一回、希望小売価格は3,000円(税別)です。加湿フィルター・トレイは1か月ごとに水洗いが必要になります。

HDS-3000GのビタミンC誘導体イメージ
出典元:富士通

他には、HDS-3000GがビタミンC誘導体という、うるおい成分を放出するカセットを装備。このカセットは1日10時間の使用で約3年使え、希望小売価格は5,000円(税別)です。

※使用状況によってお手入れの頻度が異なり、交換が必要な場合があります。

東芝(TOSHIBA)|エアリオン

出典元:Amazon

東芝のエアリオンはDC-230、DAC-2400のどちらも内部のエアリオン・ジェルを詰め替えて使うタイプです。

DC-230のジェルは希望小売価格1,000円(税別)で約2か月に一回交換。DAC-2400のジェルは約1~2か月に一回入れ換えが必要です。こちらはオープン価格ですが、DC-230のジェルと値段はあまり変わりません。

DAC-2400のみフィルターを2週間に一回、本体から外し掃除機で吸う必要があります。

シャープ|プラズマクラスター除菌脱臭機

光触媒がニオイを分解する仕組み
出典元:シャープ

プラズマクラスター除菌脱臭機DY-S01の脱臭フィルターはシャープ独自の光触媒を採用しています。この光触媒の脱臭フィルターは、LEDによってニオイ成分を分解しながら脱臭性能を維持。脱臭性能の長期間維持を可能にしています。

ニオイが取れにくいと感じたら、内部のフィルターを掃除機で、ランプカバーを柔らかい布でお手入れが必要。

DY-S01のお手入れ方法

本体は約2か月に一回柔らかい布で拭き、吸い込み口とプレフィルターは1か月に一回、掃除機でホコリを吸いこみましょう。

プラズマクラスターイオン発生ユニットは1日24時間使用していた場合、約6か月に一回清掃ブラシによるお手入れが必要。また、このユニットは約2年に一回買い替えなくてはいけません。希望小売価格3,500円(税別)です。

パナソニック・ジアイーノ

水道水と塩
出典元:パナソニック

パナソニックのジアイーノは、水道水と塩タブレットを使って脱臭効果のある次亜塩素酸を放出しています。そのため、全機種でタンクの排水を週に一回ほど、F-MV1100のみ塩タブレットの投入が週2回程度必要です。

F-MV2100とF-MV4100は塩タブレットの自動投入機能付き。半年に一回ほどまとめて投入でOKです。

ジアイーノのお手入れイメージ
出典元:パナソニック

お手入れはタンクの水洗いを毎日、ここからのお手入れはすべて1か月に一回で、本体とフロントパネルは、よく絞った柔らかい布と掃除機による吸引で掃除します。保護エレメント(フィルター)は新聞紙に乗せ掃除機で吸引。

トレーは防カビユニットと除菌フィルターセットを外し水洗いします。この防カビユニットと除菌フィルターセットもそれぞれ水洗いが必要で、かなりお手入れに手間のかかるモデルとなっています。

ここからの金額は希望小売価格(税抜)で書きますが。塩タブレット(3,600円)は300粒入りで約2.5~3年使用可、除菌フィルター(1,600円or1700円)と防カビユニット(3,000円)は5年に一回の買い替えが必要。

保護エレメントはF-MV1100のみ4,800円で3年、F-MV2100とF-MV4100のものは6,000円で5年使用可能です。また、電極ユニットはF-MV1100とF-MV2100が15,000円で3年、F-MV4100は24,000円で5年使えます。

10機種のランニングコストやお手入れ比較表

上で説明したお手入れの周期やランニングコストを、簡単に比較できるよう、メーカー・型番ごとに表でまとめました。

富士通(FUJITSU)・PLAZION(プラズィオン)電気代・お手入れ表

※電気代は1kWh=27円 最弱とフルパワーで1日12時間稼働時の目安です。

型番一日の電気代一年の電気代本体のお手入れ集じんフィルターのお手入れその他
DAS-15K約0.97~4.2円約354.8~1,537.4円不定期1か月に一回掃除機でお手入れ、1年に一回水洗い
DAS-303K約1.62~13円約591.3~4,730.4円不定期1か月に一回掃除機でお手入れ、1年に一回水洗い高性能集じんフィルター(3,000円+税)に変更可、そちらは1年に一回交換。加湿部は1か月に一回お手入れが必要。
HDS-302G約1.3~7.1円約473~2,601.7円不定期1か月に一回掃除機でお手入れ、1年に一回水洗い
HDS-3000G約1.9~7.5円約709.6~2,720円不定期1か月に一回掃除機でお手入れ、1年に一回水洗いうるおいカセット(5,000円+税)は1日10時間使用で約3年ごとに交換。

東芝(TOSHIBA)・エアリオンお手入れ表

※電力の発表がないためエアリオンの電気代目安はありません。

型番ジェル交換目安フィルターのお手入れその他
DC-230約2か月に一回単3アルカリ乾電池4本も約2か月に一回交換。
DAC-2400約1~2か月に一回2週間に一回、掃除機でお手入れをする。

シャープ(SHARP)・プラズマクラスター除菌脱臭機の電気代・お手入れ表

※電気代は1W=27円 最弱とフルパワーで1日12時間稼働時の目安です。

型番一日の電気代一年の電気代本体のお手入れ吸い込み口のお手入れプレフィルターのお手入れプラズマクラスターイオン発生ユニットのお手入れ・交換
DY-S01約0.71~3.56円約260.2~1,300.9円2か月に一回1か月に一回2か月に一回約6か月・約2年

パナソニック(Panasonic)・ジアイーノの電気代・お手入れ表

※電気代は1W=27円 最弱とフルパワーで1日12時間稼働時の目安です。交換目安も1日12時間稼働時の目安になっています。

型番一日の電気代一年の電気代塩タブレットの補充・初回補充水タンクのお手入れ本体とフロントパネルのお手入れトレーのお手入れ防カビユニットのお手入れ・交換・価格除菌フィルターセットのお手入れ・交換・価格保護エレメントのお手入れ・交換・価格電極ユニットの交換・価格
F-MV1100約2.59~8.1円約946.1~2,956.5円約2.5~3年・約1年後1日1か月1か月1か月・5年・3,000円1か月・5年・1,600円1か月・3年・4,800円3年・15,000円
F-MV2100約2.59~8.4円約946.1~3,074.8円約2.5~3年・約2.5~3年後1日1か月1か月1か月・5年・3,000円1か月・5年・1,700円1か月・5年・6,000円3年・15,000円
F-MV4100約3.24~17.82円約1,182.6~6,504.3円約2.5~3年・約2.5~3年後1日1か月1か月1か月・5年・3,000円1か月・5年・1,700円1か月・5年・6,000円5年・24,000円

いかがでしょう。ジアイーノはこのお手入れだけで見ると、飛びぬけて大変そうに感じませんか?実際かなり手間でしょうし、大きな弱点です。面倒臭がりだと自負する方はちょっと手を出しにくいと思います。

本気で除菌・ウイルス抑制に取り組みたい方に向けた製品なので、お手入れも大変になっている部分が大きいのでしょう。

プラズィオンとプラズマクラスター除菌脱臭機は、どちらもランニングコスト・お手入れともに控えめで、かなりユーザーフレンドリーと言えるタイプです。

エアリオンはランニングコストがそこそこ高め。導入費用は低めでお手入れの手間は非常に少なくなっています。

各機種やシリーズごとのまとめ&所見

最後のコーナーは各機種のまとめと私の感想です。こちらもメーカーごとに分類しています。

富士通(FUJITSU)|PLAZION(プラズィオン)

まずは富士通のプラズィオンから。全体的に対応するニオイが多く、お手入れの手間が少ない、ハイバランスに仕上がったモデルだと思います。価格もかなりお手ごろ。ランニングコストの低さもポイントです。

脱臭フィルターが自己加熱によって、自動でクリーニングするポイントはロマンを感じます。

富士通(FUJITSU) PLAZION DAS-15K

富士通 PLAZION(プラズィオン) DAS-15K
適用畳数~10畳
サイズ幅174×奥行178×高さ282mm
重量2.2kg
運転音20~48dB
消費電力3~13W(フィルター掃除中25W)
風量0.5~1.5m³/分

集じん機能が他のプラズィオンより少し弱めですが、サイズがかなりコンパクト。他メーカーの脱臭機と比べてもかなりのミニタイプです。花粉に対応していないのでそこには注意してください。

トイレや玄関などに置くスポット的な利用。騒音が少ないので寝室や~6畳ほどの個室に使う脱臭機としておすすめします。

富士通(FUJITSU) PLAZION DAS-303K

富士通 PLAZION(プラズィオン) DAS-303K
適用畳数~20畳
サイズ幅300×奥行276×高さ446mm
重量6.2kg
運転音20~52dB
消費電力5~40W(フィルター掃除中28W)
風量0.7~3.3m³/分

オンオフできる加湿機能を持ち、集じんから脱臭、除菌までこなすプラズィオン最強モデルその1。プラズマイオンとオゾンによって、スギ花粉のアレル物質抑制に効果を発揮した試験結果もあります。

風量と加湿量が5%ほど落ちますが、別売りの高性能フィルターと取り換えると、PM2.5に対応できるカスタマイズ性も魅力です。

富士通(FUJITSU) PLAZION HDS-302G

富士通 PLAZION(プラズィオン) HDS-302G
適用畳数~20畳
サイズ幅274×奥行262×高さ643mm
重量6.5kg
運転音19~45dB
消費電力4~22W(フィルター掃除中28W)
風量0.7~3.0m³/分

タワータイプのプラズィオンで、実は騒音が一番控えめなタイプ。ペット用モデルとして展開中で、騒音の低さの割に集じん力が強くなっています。肉球シールが付属することも面白いポイントですね。

低騒音を生かして勉強部屋などへの導入もいいと思います。

富士通(FUJITSU) PLAZION HDS-3000G

富士通 PLAZION(プラズィオン) HDS-3000G
適用畳数~20畳
サイズ幅274×奥行262×高さ643mm
重量7kg
運転音22~45dB
消費電力6~23W(フィルター掃除中50W)
風量1.0~3.0m³/分

高い脱臭能力と静音性、カテキンフィルターによる抗菌もできる、プラズィオン最強モデルその2。プラズマイオンの放出を行い、オゾンとともに菌の抑制効果を担っているようです。

ビタミンC誘導体(うるおい成分)を放出する機能があるのですが、詳しい効能などは不明。DAS-303Kと悩む場合は、加湿機能の有無・デザインで選ぶといいでしょう。

東芝(TOSHIBA)|エアリオン

東芝のエアリオンは風を使って、本体から消臭成分を散布する脱臭機です。本体価格が低いのですが、ランニングコストは低くはありません。お手入れの少なさと、ホルムアルデヒドへの効果がメリットでしょう。

エアリオンは消臭器と名乗っているので、電動消臭剤と考えた方がいいのかもしれません。

東芝(TOSHIBA) エアリオン DC-230

東芝 エアリオン DC-230
適用畳数~6畳
サイズ幅76×奥行79×高さ151mm
重量約225g(電池・消臭剤抜き)
運転音
消費電力単3アルカリ乾電池4本
風量

今回紹介する機種で一番コンパクト、乾電池で動くモデルです。6畳以内に向けて作られ、置き使用はもちろん、壁に取り付けられるよう壁掛けフックも付属します。効果があるのでトイレや玄関への設置におすすめ。

ネットレビューで車内での使用が散見されますが、メーカーが禁止しています。止めた方が良いでしょう。ちなみに、理由は高温による乾電池の液漏れや容量低下が起こるためです。

東芝(TOSHIBA) エアリオン DAC-2400

東芝 エアリオン DC-230
適用畳数~16畳
サイズ幅300×奥行103×高さ255mm
重量約2kg
運転音
消費電力不明
風量

他の脱臭機と比べるとこちらもコンパクト、しかも消臭範囲がかなり広いモデルです。DC-230と違い、こちらは置いて使うタイプ。

詰め替えのジェルは無香料の他に、2020年1月現在、フローラルとグレープフルーツの香りが楽しめるタイプもあります。脱臭+香りを同時に求める方におすすめ。

シャープ(SHARP)|プラズマクラスター除菌脱臭機

シャープのプラズマクラスター除菌脱臭機は1モデルのみですが、ハイバランスでまとまった脱臭機です。全方位吸気なので、置く場所を選ばないのはメリット。脱臭フィルターも自己クリーニングで長寿命です。

シャープ(SHARP) プラズマクラスター除菌脱臭機 DY-S01

シャープ(SHARP)| プラズマクラスター除菌脱臭機 DY-S01
適用畳数脱臭/~15畳、プラズマクラスター/~8畳
サイズ直径233×高さ570mm
重量約3.9kg
運転音24~48dB
消費電力2.2~11W
風量

プラズマクラスターを含んだ送風によって、付着した菌やその抑制ができる脱臭機。あらゆるニオイに効果を発揮し、使う場所を選ばない汎用性が魅力です。おしゃれな円柱デザインも気になる方が多いポイントではないでしょうか。

パナソニック(Panasonic)|ジアイーノ

ラストはパナソニックのジアイーノ。除菌やウイルスの抑制、ペット臭や介護臭に強い効果がある脱臭機です。

本体価格、喫煙環境に向かないこと、使用やお手入れの煩雑さ、導入から3~5年後のオプションパーツ費が弱点でしょう。

ただ、インフルエンザなどの菌・ウイルス対策としては家電で最上位レベルのようです。自己を含め、大事な人を菌から守りたいという、こだわりがある方には良いと思います。

パナソニック(Panasonic) ジアイーノ F-MV1100

パナソニック(Panasonic) ジアイーノ F-MV1100
適用畳数~9畳
サイズ幅360×奥行230×高さ580mm
重量約9.1kg
運転音約19~48dB
消費電力8~25W
風量約0.7~3.1m³/分

今回のジアイーノの中では唯一、塩タブレットの自動投入機能がないモデル。私が見た限りでは下のF-MV2100と価格に大差ないので、こちらの方が少しコンパクトですが、あまり選ぶ意味はないと思います。

パナソニック(Panasonic) ジアイーノ F-MV2100

パナソニック(Panasonic)|ジアイーノ F-MV2100
適用畳数~12畳
サイズ幅398×奥行240×高さ710mm
重量約11.2kg
運転音約20~46dB
消費電力8~26W
風量約0.8~3.7m³/分
備考キャスター付き

ついに塩タブレットの自動投入機能を搭載した、バランスのとれたジアイーノ。キャスターが付くので、さまざまな部屋を日替わりで除菌してもいいですね。静音性が高いので寝室・勉強部屋などにも向いた脱臭機です。

パナソニック(Panasonic) ジアイーノ F-MV4100

パナソニック(Panasonic) ジアイーノ 
 F-MV4100
適用畳数~18畳
サイズ幅398×奥行240×高さ710mm
重量約11.2kg
運転音約28~54dB
消費電力10~55W
風量約1.5~5.3m³/分
備考キャスター付き

ジアイーノで一番パワフルなハイエンドモデル。キャスター、塩タブレットの自動投入機能と便利機能をもちろん網羅しています。

とにかくハイパワーなので、広いリビングもしっかり対応。風量があがっているため、少し騒音が大きい点は注意しましょう。

まとめ

今回は脱臭機の現行10機種をさまざまな観点で比較しました。気になったモデルは見つかりましたか?

富士通のプラズィオンとシャープのプラズマクラスター除菌脱臭機はバランスタイプ、東芝のエアリオンは電動消臭剤といった立ち位置、パナソニックのジアイーノは尖った性能持ち、という結論に私は至りました。

ぜひ今回の記事を活用して、スタイルに合った脱臭機を見つけ出してください。