雨が降っている時や湿度が高い時に活躍する布団乾燥機。温かい布団で眠りたい寒い時期や、外干しで花粉や黄砂などの付着を防ぎたい時など、実は一年通して役立つ家電です。
今回はそんな布団乾燥機特集!選び方や電気代目安、おすすめの製品を紹介します。
おすすめの布団乾燥機をすぐに見たい方はこちら
布団乾燥機の電気代はどれくらい?
布団乾燥機の消費電力は大体500~1,000Wほど。分かりやすいよう、1時間あたりどれほどの電気代になるか目安として表にしてみました。ちなみに、しっかりと布団乾燥する場合は2時間程かかります。
※1kWh=27円と設定し計算
消費電力 | 1時間あたりの電気代目安 |
---|---|
500W | 約13.5円 |
600W | 約16.2円 |
700W | 約18.9円 |
800W | 約21.6円 |
900W | 約24.3円 |
1,000W | 約27円 |
布団乾燥機の選び方のポイント
ここでは迷ってしまいがちなポイント順に、布団乾燥機の選び方を説明します。どういったものを選べばいいか分からない方は、ぜひ参考にしてください。
専用マットの有無をチェック
布団乾燥機は「マットなし」と「マットあり」の2種類に分かれます。このマットとは、布団乾燥機から出る温風をマット内部で受け止め循環し、効率よく全体を温められるというシロモノ。
それぞれのメリット・デメリットを説明しますので、どちらが向いているかの参考にしてください。
マットなしタイプ
マットなしタイプは、ホースをサッと布団にセットするだけの準備のお手軽さがメリット。使った後の後片付けもほぼ収納するだけと、とにかく気軽に布団を温めることができます。年中使いたい場合はこういった取り回しやすさが、家電では案外重要になるもの。
ただし、風を送れる場所を中心に加熱するため、どうしても温めムラが生じてしまうことがデメリットでしょう。このため、ダニの避難を許す温度の低いスポットができてしまうこともしばしば。ダニ退治をしたい方には向かないタイプと言えます。
マットなしタイプはノズルの形状をチェックしましょう。温風を布団全体に広げる主役となるパーツなので、メーカー・機種ごとにさまざまな工夫がなされています。
マットありタイプ
マットありタイプのメリットは、マットを布団全体に合わせ展開するため、温めムラがなく布団全体を高温に保てるということが挙げられます。この高温に保てるということがミソで、ダニをすぐに退治できる60℃以上に加熱しやすいことがポイントです。
デメリットはマットをセットする手間がかかってしまうこと。どうしてもこの部分はマットなしタイプの手軽さと比べると一歩及びません。あまりおすすめはできませんが、スペースに余裕がある方は、マットを付けたまま布団乾燥機を収納するというワザもあります…。
マットありタイプを選ぶならば、マットのサイズが布団全体をカバーできるかということもチェックすべきポイント。布団より小さいものを選んでしまっては、せっかくのマットもそのメリットを発揮できません。しっかり検討しましょう。
布団以外の乾燥機能はあるか
布団乾燥機は多くの製品で、くつや少量の衣類を乾燥することができます。せっかく買っても布団を乾燥するだけじゃ…といった方は、これらの乾燥ができるか、またはアタッチメントが付属するかを確認しましょう。
脱臭機能の有無
名指しとなりますが「シャープ」、「パナソニック」の布団乾燥機にはそれぞれ「プラズマクラスター」、「ナノイー」という、イオンによって脱臭できる機能が付きます。
どうせなら脱臭もしたい!という方はチェックしましょう。中には、空気浄化のみで運転でき、簡易的な空気清浄機のように使える製品もあります。
安全装置
例えば布団乾燥機を使う時、家を留守にする時に使おうと考えている方も多いと思います。そんな時、特に気を付けたいのが安全性の高さ。
布団乾燥機は使用時に熱を発するため、異常稼働してしまうと最悪火事のような危険もないとは言い切れません。そういった事故を極力避けるためにも、ヒューズやサーモスタットといった安全装置がしっかりと組み込まれた製品を使いましょう。
布団乾燥機のおすすめ【6選】
ここからはおすすめの布団乾燥機をマットなし、マットありの二つに分けて紹介します。
【マットなし】布団乾燥機のおすすめ【4選】
まずはマットなし、気軽に使えるおすすめの布団乾燥機を紹介します。靴など布団以外のアイテムを乾燥できるモデルも多々あるので、ライフスタイルと照らし合わせて導入するころをおすすめ!
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH1
重量 | 2.1kg |
消費電力 | 1,000W |
タイマー機能 | 9段階 |
付属品 | くつ用アタッチメント |
安全装置 | ヒューズ、温度センサー、サーモスタット |
消臭機能 | - |
大人気製品のパワーアップ版!
人気布団乾燥機「カラリエ」のハイパワータイプがこちらのFK-WH1。なんと、シリーズ累計300万台を突破するほどの販売台数を誇っているのだそうです。ターボモードを使えばシングルサイズなら約5分で温め完了するスピードが魅力。
ホースは2本で、2本同時に1つの布団に使って良し、それぞれをシングルサイズの布団2組同時温めても良しと使いやすさを重視した作りになっています。また、ホース送風口に大き目のフラップが作られ、より隅々まで温められる仕様。
小型でパワフルな布団乾燥機を探している方におすすめです。
※こちらの製品は11月上旬に発売予定のダニ撃退袋とあわせて使うことで、マットありタイプのようにしっかりとしたダニ退治ができるようになります。
シャープ(SHARP) プラズマクラスター搭載 ふとん乾燥機 UD-CF1
重量 | 約3.1kg |
消費電力 | 500W |
タイマー機能 | 7段階 |
付属品 | くつ用アタッチメント |
安全装置 | ヒューズ、温度過昇防止装置、サーモスタット |
消臭機能 | プラズマクラスター |
本体横に取っ手が付き運びやすい
本体の厚さが13.5cmな上、持ち運びしやすいよう本体横上部に取っ手が付いたスリムな布団乾燥機。プラズマクラスターを利用した消臭・空気浄化機能を持つので、布団のニオイはもちろん、部屋干し中に使えば洗濯物の生乾き臭にも効果を発揮します。
ノズルにきのこの形状に着想を得た「きのこアタッチメント」を採用することもポイント。きのこが胞子を効率よく飛ばすように、風の勢いを強めより遠くまで温風が届くよう工夫されています。
ニオイが気になる方やスリムな布団乾燥機が欲しい方におすすめの製品です。
パナソニック(Panasonic) ふとん暖め乾燥機 FD-F06X2
重量 | 約3.3kg |
消費電力 | 445/460W |
タイマー機能 | 7段階 |
付属品 | ― |
安全装置 | 電流ヒューズ、温度ヒューズ、温度過昇防止装置 |
消臭機能 | ナノイー |
枕の脱臭もできる
布団乾燥時に中に枕を忍ばせておくことで、乾燥とともに枕の脱臭もできる布団乾燥機。他にもノズルを外すことなく枕のみの脱臭や、少量の衣類やくつの乾燥ができる構造になっています。
ノズルは本体上部から外すだけの簡単仕様。約1m伸ばすことが可能で、ノズルのルーバーによって上向き・下向きの温風を発生し、掛け・敷き布団両方を効率よく温めることができます。
5分間温める「足もとモード」を使えば、寒い時期に温かい布団で寝ることも。こちらも脱臭機能を持つのでニオイが気になる方におすすめです。
象印(ZOJIRUSHI) 布団乾燥機 スマートドライ RF-FA20
重量 | 3.8kg |
消費電力 | 905/910W |
タイマー機能 | 5~180分 |
付属品 | ― |
安全装置 | 布団検知センサー、温度調整器 |
消臭機能 | ― |
マットもホースもない大風量モデル
本体から大風量の温風を放出することで、マットもホースも不要な布団乾燥機。使い方としては布団の枕の位置にセットすることで、ツインファンによる強力な温風が布団の足元まで乾燥可能です。
他にも部屋干しやくつの乾燥も、床に本体を置いて送風角度を調整するだけのお手軽仕様。とにかく気楽に布団乾燥機を使いたい!といった方におすすめです。
【マットあり】布団乾燥機のおすすめ【2選】
続いてしっかりと布団乾燥やダニ退治したい方に向く、マットありタイプのおすすめ布団乾燥機を紹介します。
山善(YAMAZEN) 布団乾燥機 ZFD-Y050E
マットサイズ | 縦800×横1800mm |
重量 | 約2.7kg |
消費電力 | 500W |
タイマー機能 | 120分 |
付属品 | くつ用アタッチメント |
安全装置 | 電流ヒューズ、温度ヒューズ、サーモスタット |
消臭機能 | ― |
夏と冬に分かれた簡単ダイヤル操作
夏は乾燥後に送風運転をして布団を涼しく保ち、冬は最後まで温風で運転し温かさをキープする、夏モードと冬モードを搭載する布団乾燥機。操作は回してセットするだけの簡単なダイヤル方式です。
布団以外にマットをハンガーごと包み込むことで小物衣類の乾燥が可能。安価ですがくつも乾燥できるので、色々な場面で使えるお手ごろな布団乾燥機が欲しい方におすすめです。
三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC) 布団乾燥機 フトンクリニック AD-X80
マットサイズ | 縦2100×横2050(最大時) |
重量 | 3.6kg |
消費電力 | 680W |
タイマー機能 | 150分 |
付属品 | ― |
安全装置 | 温度ヒューズ、サーミスタ、サーモスタット |
消臭機能 | ― |
布団表面60℃でダニ対策!
布団の表面を包み込んで乾燥する「ヒートパンチマット」に加え、本体にアレル物質を抑制する「銀ナノアレルパンチフィルター」を採用するダニ対策にぴったりな布団乾燥機。スタイリッシュな本体も見どころの一つでしょう。
さらに、通常の布団乾燥でも季節(周辺温度)によって自動で仕上がり温度を調整する「快適温度コントロール」機能を搭載。夏は涼しく冬は温かくを自動でやってのける高機能っぷりです。ダニにお悩みの方は要チェック!
まとめ
今回は布団をしっかり温めるマットありタイプと、手軽に使えるマットなしタイプの両方を紹介しました。布団乾燥機は使う環境に合わせて選ぶことが重要な家電です。今回説明した選び方を元にライフスタイルにぴったりと合う製品を探し出してみてください。
ぜひ夏はカラッと、冬はあったかな布団ライフを!