目には見えないけれど、日常生活を送る上で確かに影響を受ける温度と湿度。そんな目に見えない湿度や温度を可視化できるのが温湿度計です。温湿度が分かるだけでなく、冷房や暖房、加湿器や除湿機と組み合わせることで適切な温湿度を維持しやすくなることが魅力でしょう。
今回はそんな温湿度計特集!選び方を分かりやすく説明し、おしゃれなものや機能性の高いおすすめの製品を紹介します。日々を快適に過ごすためにも、ぜひ読んでみてください。
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温湿度計の選び方
温湿度計を選ぶ際に重要なポイントは以下の4つです。
- デザイン
- 精度
- 機能性
- 置きたい場所に置けるか
上記の4つを満たすものを選べば、自然と使いやすくかつインテリアとして納得のいく温湿度計を見つけることができます。以下でこの4つに関する、選び方の指針となる情報をピックアップしています。ぜひ参考にしてください。
温湿度計の種類
まず重要になるのがアナログ式かデジタル式かということ。温湿度計のデザインと機能を選ぶ上で基幹となる部分です。
アナログ式は基本的に電池不要※なことが一番の特徴でしょう。センサー兼動力部分に温度や湿度によって縮んだり伸びたりする金属を使用しているため、電池がいらないというワケ。北欧風やレトロ・シンプルデザインの温湿度計を探している方におすすめです。
デジタル式は視認性の高さが魅力。温度や湿度が数字ではっきりと表示されるため、目盛りを読む必要がありません。さらに、急な温湿度の変化でも素早く測定される特徴があります。他に、デジタルという特徴を生かし温度や湿度以外に時計として使えるものが多く、周囲の状態を絵で表現する機能を持つものも。付加機能が多いものを求める方におすすめです。
※非常に数は少ないですが、デジタル式にもソーラーパネルが付き電池不要のものがあります。
温湿度計の精度
繊細な温度・湿度を求められない家庭用の温湿度計は、どうしても数%~10%RH※ほどの誤差が生じるため、精度を限りなく求める方には向きません。また、この誤差は年を経るごとに大きくなるので、大体5年に一回取り換えることが推奨されます。
ちなみに、この誤差はメーカーが発表するため、そもそも発表していないものもあり、誤差自体の正確性も完全ではありません。あくまでも「目安」として活用しましょう。
※%RHは湿度を表す単位。
どのような場所に置けばいいか
温湿度計は時計のように、大きく壁掛けタイプと置きタイプの2種類に分かれます。壁か台などの上、どちらに置くかをあらかじめ決めておき、適したものを選びましょう。ちなみに、どちらにも使える置き掛け兼用タイプもあり、壁掛けタイプにはマグネットで冷蔵庫などに貼り付けて使えるものも。
温湿度計の全般的な注意点として冷暖房や除加湿器の風、日光が直接当たる場所には置かないようにしましょう。正しい温度や湿度が計れなくなってしまいます。空気の流れが少ないため、床に直接置くこともNGです。床から1.5mほどの高さに設置しましょう。
温湿度計のおすすめ【10選】
ここからはおすすめの温湿度計をアナログ式、デジタル式の2つに分けて紹介します。概要欄ではそれぞれ搭載する機能について説明しているので、ぜひ参考にしてください。
【アナログ式】温湿度計のおすすめ【4選】
まずはおすすめのアナログ式温湿度計を紹介。レトロチックなものが多いので、そういったものに魅力を感じる方は要チェックです!
EMPEX(エンペックス) 温湿度計 EX-2717
設置タイプ | 置き、掛け |
サイズ | 置き、掛け |
重量 | 約260g |
精度 | - |
どこにでも合う洗練されたデザイン
上記画像の通り、台の付け外しで壁掛けとしても使える置き掛け兼用の温湿度計。私も愛用しているのですが、安価ながら使う場所を選ばないクセのないデザインが魅力でしょう。このメタリックグレーの他にシャンパンゴールドもカラー展開しています。
dretec(ドリテック) 温湿度計 O-319
設置タイプ | 置き、掛け |
サイズ | 幅127×奥行32×高さ127mm |
重量 | 約102g |
精度 | ±8~10%RH |
おしゃれな木目調デザイン
目盛りが大きく視認性の高さにこだわる、木目調デザインがおしゃれな置き掛け兼用温湿度計。人にとって快適な温度・湿度とされる20~25℃、40~60%RH部分の目盛りが緑色になっており、一目で確認できるよう工夫がなされています。
ウッド調で部屋を飾りたい方におすすめです。
EMPEX(エンペックス) 健康管理温湿度計 TM-2584
設置タイプ | 置き、掛け |
サイズ | 124×120×27mm |
重量 | 約95g |
精度 | - |
インフルエンザの危険度が分かる
温度・湿度の針がクロスするよう並んだユニークな製品がこちらのTM-2584。針の交差した位置に秘密があり、盤面にプリントされた色で季節性インフルエンザの危険度が一目で分かるようになっています。ちなみに、青・黄・赤の順でリスクがあるということ。例のウイルスも早く終息してもらいたいものです。
EMPEX(エンペックス) メロディ気象台EX 温湿度計 BW-5208
設置タイプ | 掛け |
サイズ | 直径346×78mm |
重量 | 約1,570g |
使用電池 | 単三電池4本使用 |
精度 | - |
天気予報もする時計付き温湿度計
搭載する気圧センサーで大気の細かな変化を捉え、8~12時間後の天気予報ができる時計としても使えるマルチな一台です。毎正時に天気に合わせたメロディが流れ、合わせて天気に対応したランプが点きます。
ちなみに、光センサーによって暗い夜間は両方ともに停止するのでご安心ください。アナログ式の温湿度計ですが、時計とメロディ機能が付くので電池が必要なことには注意です。
【デジタル式】温湿度計のおすすめ【6選】
続いてデジタル式のおすすめ温湿度計を紹介します。数字をパッと見て知りたい方、多機能なものを探したい方はこちらがおすすめです。
タニタ(Tanita) 温湿度計 TT-580
設置タイプ | 置き、掛け |
サイズ | 幅107×奥行26×高さ110mm |
重量 | 約176g |
使用電池 | 単4アルカリ乾電池2本使用 |
精度 | ±1.0~2.0℃、±5~10%RH |
過去のデータをグラフで確認できる
時間、日付、曜日といったカレンダー機能も搭載する多機能な温湿度計です。1日1時間ごと、計24時間の温湿度記録を過去7日まで振り返って見れることもポイント。家に居ない間の環境もチェックできます。
不在時に植物やペットなどが快適に過ごせているかチェックしたい方におすすめです。
タニタ(Tanita) 温湿度計 TT-585
設置タイプ | 置き、掛け(マグネット) |
サイズ | 幅75×奥行46×高さ73mm |
重量 | 約102g |
使用電池 | 単4乾電池1本使用 |
精度 | ±2.0~3.0℃、±5~10%RH |
快適度表示機能付き
温湿度の他に時計としても機能する、コンパクトで軽い温湿度計。液晶下部では快適度を「カラカラ」、「カイテキ」、「ジメジメ」の3段階で表示する機能を持ちます。
このブラック以外にホワイト、ピンク、ライトブラウン、ライトブルーと全5色展開していることも魅力。背面にマグネットが付くので、冷蔵庫などに気軽に貼り付けての使用もおすすめです。
タニタ(Tanita) 温湿度計 TT-538
設置タイプ | 置き、掛け |
サイズ | 幅182×奥行25×高さ148mm |
重量 | 約380g |
使用電池 | 単4乾電池2本使用 |
精度 | - |
アラームが付き時計のように使える
数字が大きく視認性に優れる多機能モデル。日付、曜日に加え、時計にはアラーム・スヌーズ機能が付いています。また、温度と湿度は個別に5段階で快適度をグラフ表示。視認性に優れた多機能温湿度計を探している方におすすめです。
タニタ(Tanita) 温湿度計 TT-559
設置タイプ | 置き、掛け(通常+マグネット) |
サイズ | 幅75×奥行30×高さ132mm |
重量 | 約168g |
使用電池 | 単4乾電池1本使用 |
精度 | - |
置く場所を選ばない
そのまま台の上に置いても良く、フックやマグネットによる壁掛けもできる、置き場所を選ばない自由度が魅力の温湿度計。カレンダーや時計、アラームに3段階の快適度表示と使いやすい機能が揃っていることも特徴でしょう。
dretec(ドリテック) デジタル温湿度計 オプシス O-230
設置タイプ | 置き、掛け(通常+マグネット) |
サイズ | 幅95×奥行22×高さ122mm |
重量 | 約130g |
使用電池 | 単4乾電池1本使用 |
精度 | ±1.0~2.0℃、±5~10%RH |
顔マークで快適度を示唆
温度・湿度と5段階の快適度を顔マークで表現するシンプルな製品。こちらも置き掛け兼用タイプで、マグネット貼り付けもでき設置場所を選びません。また、文字表示が大きく快適度も直感的に分かりやすいため、子どもや年配の方がいる家庭におすすめです。
タニタ(Tanita) 黒球式熱中症指数計 熱中アラーム TT-562GD
設置タイプ | 携帯、置き(別売りの三脚が必要) |
サイズ | 幅58×奥行36×高さ108mm |
重量 | 約65g |
使用電池 | CR2032電池1個使用 |
精度 | ±2.0~3.0℃ |
携帯して使える危険察知温湿度計
普通の温度だけでなく、熱さ指数(WBGT)と呼ばれる熱中症の危険度を、ダイレクトに表示することが可能な製品です。その特性から基本的に屋外で携帯しながら使うよう作られているため、屋内で置いて使いたい場合は三脚を用意しなくてはいけません。
通常の温湿度計とは少し違うため注意しましょう。屋外作業する方は保険として導入してみては。
まとめ
今回は実用的でインテリアのアクセントともなる温湿度計を特集しました。それぞれ好みはありますが、レトロ風な見た目が好きな方はアナログ式、多機能なものを求める方はデジタル式がおすすめです。
置き場所や機能を見極め、ぜひライフスタイルと合致する温湿度計を見つけ出してください。