食材を保管するため、一家に一台は大抵設置される冷蔵庫。私たちの生活になくてはならない家電の一つです。近年では野菜室やチルド室にひと工夫凝らし、鮮度の保持により一層尽力するモデルも。
今回はそんな冷蔵庫について、選び方やさまざまな疑問を解消すべく奔走しました。終盤ではおすすめの製品も紹介します。ぜひ参考にしてください。
車載やサブ的な使用に向くポータブル冷蔵庫が気になる方はこちらもご覧ください。
おすすめの冷蔵庫をすぐに見たい方はこちら
冷蔵庫の選び方
新生活の開始など、冷蔵庫を検討している方の中には、何を基準にして商品を選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。まずは冷蔵庫選びに役立つ重要なポイントを紹介します。
容量で選ぶ
まず大事なのは、生活に必要な冷蔵庫の容量を知ること。一般的な基準では、70L×使用人数+100L(常備品)+70L(備蓄)で求められます。ただし、これはあくまでも目安。ライフスタイルに応じて選びましょう。
例えば、一週間分まとめ買いをして冷凍する!といった方は冷凍スペースが大きいもの。飲料や野菜を多く保存したい方はそれぞれの保管スペースが大きいものを選ぶと良いでしょう。
冷蔵庫のサイズで選ぶ
冷蔵庫のサイズは使用する方の身長に合わせることも大事です。あまりに背の高いものを選ぶと、最上段が使い物にならなくなってしまう可能性も。
逆にしゃがむのが辛い方だと、下段の野菜室や冷凍室を使うのが不便で仕方ない…といったことにもなります。無理のない体勢で使えるものを選びましょう。
また、あまりに大きい冷蔵庫は搬入が不可能な場合もあります。特に集合住宅の上階は、エレベーターや階段、廊下の幅、冷蔵庫までのドアのサイズなど、さまざまなことを計算する必要があります。
ドアの開き方で選ぶ
冷蔵庫は扉の開き方が機種によって左右どちらか、両開き、観音開きの3種類。ここではそれぞれの使用に向いた環境などを説明します。
左開き・右開き
冷蔵庫の扉(主に上扉)が左右どちらかに開くタイプ。冷蔵庫の左側に壁がある場合は左開き、右側に壁がある場合は右開きを選ぶといいでしょう。
また、右利きの方は右開き、左利きの方は左開きの方が使いやすいので、どちらでもいいと思ったら利き腕で選んでみてください。
両開き
両開きは冷蔵庫の扉を左右どちらにでも開けられる、シャープのみが作っているタイプで、冷蔵庫の左右のスペースに余裕があるとより便利に使えます。他に、転居や模様替えなどが多い方、家族の利き腕が違う方は柔軟に使えるのでおすすめです。
ちなみに、私の実家の冷蔵庫はこのタイプですが、結局家族全員ほぼ決まった方向からしか開けませんでした。
観音開き
観音開きは冷蔵庫の中央から、左右に半分ずつ扉が開くタイプ。冷蔵庫正面の開くスペースが少なく済むので、手前のスペースがあまりとれない場合におすすめです。
消費電力で選ぶ
365日24時間動く冷蔵庫だからこそ気になる電気代…。ランニングコストを考えると消費電力が少ないものを選びたいものです。
意外と思うかもしれませんが、現在では大型冷蔵庫の方が冷却効率が良く、小型・中型のものより消費電力が少なくなっています。
そこで参考になるかと思い、今回紹介するおすすめの冷蔵庫の年間にかかる電気代や、容量1Lあたり電気代がいくらかかるのかを計算しました。見やすく表にしたので、気になる方はぜひそちらもチェックしてください。
独自の機能やデザインで選ぶ
近年の冷蔵庫は食材に良い効果をもたらす独自の機能や、使い手の利便性を考えたデザインのモデルが数多く販売されています。ここでは代表的なものを簡単に説明するので、気になる機能があったら覚えておくといいでしょう。
脱臭・除菌機能
食材を保管する上でどうしても避けられないのがニオイの問題。菌の発生を抑える「Ag抗菌脱臭」や「Ag⁺イオン加工」、除菌・脱臭機能の「プラズマクラスター」や「ナノイー」があるものを選ぶとニオイが軽減されるのでおすすめです。
食材の鮮度を保つ機能
野菜室の鮮度維持機能は、気密性を高めて鮮度を逃さない「うるおいラップ野菜室」、「朝どれ野菜室」、「シャキシャキ野菜室」などがあります。野菜を多用する方は忘れずにチェックしましょう。
冷凍の機能では「切れちゃう瞬冷凍A.I.」、「微凍結パーシャル」など、食材を冷凍状態でもはがせたり、簡単に切れたりするものがあります。調理の幅が広がる機能なので、料理好きな方におすすめの機能です。
チルドルームの機能では「氷点下ストッカーD」や「真空チルド」などがあります。低温によって鮮度を維持し、肉や魚をおいしい状態で保つ機能です。
野菜室と冷凍室の位置や大きさ
大型冷蔵庫はほとんどが冷蔵・冷凍・野菜やチルドに対応した、上段・中段・下段と分かれています。しかし、機種によっては中段を野菜室にするなど、使用する方のニーズに合わせた配置にしているものも。
また、冷蔵庫全体が観音開きになっていて、左半分は冷凍室、右半分は冷蔵室となっている珍しいタイプもあります。家族のニーズに応じたものを選ぶことが大事でしょう。
カラーリングや素材
家電の中で最大級の大きさを誇る冷蔵庫。気軽に移動もできません。だからこそ、冷蔵庫をインテリアの一部としてしっかりと考えることが重要。
近年ではドアにガラス素材を使用した高級感がある冷蔵庫も多く、汚れがつきにくく拭き取りやすいといったメリットがあります。
ただし、強化ガラスとはいえ強烈な衝撃を受けた場合に一部でもひびが発生すると、そこから全体にひびが広がってしまうこともあります。
冷蔵庫のおすすめ【12選】
ここからはおすすめの冷蔵庫を容量順に100L未満、100~200L未満、200~400L未満、400~500L未満、500L以上の5つに分けて紹介します。
【寝室などに】100L未満の冷蔵庫のおすすめ【2選】
まずは100L未満の冷蔵庫をご紹介。料理をあまりしない1人暮らしの方や寝室などに置くサブ冷蔵庫としておすすめです。
エスケイジャパン(SKJ) 2ドア冷蔵庫 SR-A90
容量 | 85L/冷蔵室60L、冷凍室25L |
サイズ | 幅453×奥行520×高さ851mm |
年間消費電力量 | 219~237kWh/年 |
霜取り | 必要 |
ベッドルームにもピッタリ
非常にコンパクトながら冷蔵・冷凍両機能を搭載し、1.5Lペットボトルがドアに4本入る冷蔵庫。卵置き場や野菜室もあります。それほど買いだめをしない一人暮らしの方やベッドルームなどに置くサブ冷蔵庫としておすすめ。
Hisense(ハイセンス)冷蔵庫 ホワイト HR-B95A
容量 | 93L/冷蔵室67L、冷凍室26L |
サイズ | 幅481×奥行552×高さ860mm |
年間消費電力量 | 208kWh/年 |
霜取り | 冷凍室は必要 |
レンジをのせられる上面耐熱仕様
冷蔵・冷凍両機能を搭載し、スッキリとした見た目の冷蔵庫です。ドアポケットに2Lペットボトルが3本以上入り、強化ガラス製の棚はお手入れのしやすさ抜群。
冷蔵庫上部は約100℃まで耐える耐熱仕様で電子レンジものせられます。また、ニオイが出がちな冷凍室で使う製氷皿にはカバー付き。一人暮らしにピッタリなコンパクトタイプです。
【新生活にピッタリ!一人暮らし向き】100L~200L未満の冷蔵庫のおすすめ【3選】
次は100L~200L未満の冷蔵庫の紹介。このタイプは1人暮らしの方におすすめの容量です。
シャープ(SHARP) 冷蔵庫 ブロンズ SJ-D14F
容量 | 137L/冷蔵室91L、冷凍室46L |
サイズ | 幅600×奥行672×高さ1,734mm |
年間消費電力量 | 300kWh/年 |
つけかえどっちもドア搭載
簡単な操作でドアの開く方向を調整できる「つけかえどっちもドア」搭載の冷蔵庫。冷蔵庫上部の耐熱温度が100℃、耐荷重も30kgとなっており、電子レンジなどを問題なくのせられます。静音設計なのでワンルームの方におすすめ。
日立(HITACHI) 2ドア冷蔵庫 RL-154NA
容量 | 154L/冷蔵室112L、冷凍室42L |
サイズ | 幅479×奥行580×高さ1,270mm |
年間消費電力量 | 306kWh/年 |
3段仕様のドアポケット
冷蔵室のドアポケットが便利な3段仕様になっている冷蔵庫。下段には2Lペットボトルが3本、中段には缶や1Lペットボトルなどを置けます。冷凍室には「こものバスケット」が付くので仕切りや整理にピッタリ。
室内灯はLEDで明るく見やすく、製氷皿とケースは取り出して気軽に洗えるので、清潔に保ちやすくなっています。料理好きな一人暮らしの方におすすめ。
三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC) 2ドア冷蔵庫 Pシリーズ MR-P17F
容量 | 168L/冷蔵室122L、冷凍室46L |
サイズ | 幅480×奥行595×高さ1,338mm |
年間消費電力量 | 308kWh/年 |
4段棚の冷蔵室で使い分けラクチン
冷蔵室が4段すべてガラスシェルフで整理しやすく、かつ清潔に保ちやすいスタイリッシュな冷蔵庫。最下段はチルドルームになっているので、ハムやチーズなど傷みやすい食材の保存に便利です。
冷凍室は2段収納。上段は冷凍食品などの薄いものに対応し、下段は500mlペットボトルが入る深型になっています。また、運転音の静かさも注目ポイントでしょう。周囲が20℃の時に約22dBという静音性です。
ブラック系統が好きな方、コンパクトでも収納性の高いモデルを探している方におすすめ。
【1~3人家族向き】200L~400L未満の冷蔵庫のおすすめ【2選】
ここでは200L~400L未満の冷蔵庫を紹介します。1~3人家族の方はここをチェック!
パナソニック(Panasonic) 2ドア冷蔵庫 シャイニーシルバー NR-B251T
容量 | 248L 冷蔵室186L、冷凍室62L |
サイズ | 幅555×奥行632×高さ1,636mm |
年間消費電力量 | 310kWh/年 |
シンプルにまとまった冷蔵庫
上が冷凍室、下が冷蔵室という昔ながらのシンプルな冷蔵庫。冷蔵庫の上ケースはチルドルーム、下は野菜ケースとわかりやすい構造になっています。
トレイは全段ガラス製で汚れが落としやすく、庫内照明はLEDで明るさ◎。スタイリッシュな冷蔵庫を求める方におすすめのモデルです。
東芝(TOSHIBA) 3ドア冷蔵庫 GR-S36SC
容量 | 356L/冷蔵室204L、冷凍室82L、野菜室70L |
サイズ | 幅600×奥行665×高さ1,757mm |
年間消費電力量 | 349kWh/年 |
野菜の鮮度を守る構造
冷蔵室の全棚が強化ガラス仕様でお手入れしやすい冷蔵庫です。「うるおいラップ野菜室」とうたった野菜室がイチオシポイント。気密性の高い構造と直接冷却しない構造で高湿度に保ち、野菜の乾燥を防ぎます。
また、氷を約150個作れる自動製氷機能を搭載し、Ag抗菌製氷皿で菌の発生を防ぎ、丸洗い可能なので清潔さも◎。2人暮らしの方や料理好きの一人暮らしの方におすすめの冷蔵庫です。
【3~4人家族向き】400L~500L未満の冷蔵庫のおすすめ【2選】
次に400L~500L未満の冷蔵庫を紹介。3~4人家族の方におすすめのサイズです。
シャープ(SHARP) プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-W413G
容量 | 412L/冷蔵室215L、冷凍室79+22L、アイスルーム20L、野菜室76L |
サイズ | 幅600×奥行698×高さ1,820mm |
年間消費電力量 | 340kWh/年 |
女性の身長に合わせた設計
冷蔵室が一番低い位置で床から約96cmと、女性や高齢者の方にも使いやすいローウエスト設計の冷蔵庫。身長が低めの方でも重量があるものを持ち上げやすくなっています。ドアは左右どちらからも開けられる「どっちもドア」を採用。
また、庫内の空気を除菌する「プラズマクラスター」を搭載し、製氷皿なども「Ag⁺イオン加工」で菌の発生を防ぎます。女性や高齢者の方におすすめの冷蔵庫です。
三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC) 5ドア冷蔵庫 MR-B46F
容量 | 455L/冷蔵室239L、冷凍室81L、瞬冷凍室26L、製氷室22L、野菜室87L |
サイズ | 幅600×奥行699×高さ1,821mm |
年間消費電力量 | 245kWh/年 |
食品を新鮮に保つ
約-7℃で食材を冷凍する「切れちゃう瞬冷凍A.I.」機能を搭載した冷蔵庫。AIが使い方を予測し、肉・魚・野菜を必要な分だけほぐして使える状態でおいしく冷凍します。ただし、大きすぎる食材は若干の解凍が必要な点には注意。
肉や魚の保存にピッタリな「氷点下ストッカーD」では、できる限り凍るか凍らないかのラインで保存し、おいしさをキープします。
冷蔵庫外側はガラスドアを採用していてつやのあるデザイン。食材をおいしく保つためにさまざまな機能が付いた、料理が好きな方におすすめの逸品です。400Lクラスでトップクラスの省エネ性能を誇ることもポイント。
【買いだめが多い方や大家族向け】500L以上入る大きい冷蔵庫のおすすめ【3選】
続いて家庭用では最大級、500Lオーバーの容量を誇る冷蔵庫の紹介。まとめ買いをする方や家族が多い方におすすめです。
シャープ(SHARP) プラズマクラスター冷蔵庫 6ドア SJ-AF50G
容量 | 502L/冷蔵室259L(内チルドルーム17L)、冷凍室129+20L、アイスルーム21L、野菜室73L |
サイズ | 幅685×奥行699×高さ1,833mm |
年間消費電力量 | 250kWh/年 |
ドアが簡単に開き除菌機能で清潔
除菌効果のあるプラズマクラスターを野菜室・チルドルームに活用した冷蔵庫。野菜を雪の下で保存すると甘みが増すという特性を利用した「雪下シャキっと野菜室」では、野菜室を低温・高湿状態にコントロールして雪下を再現しています。
肉や魚など出し入れが多く、雑菌も入りがちなチルドルームはプラズマクラスターと高密閉構造で鮮度の維持をアシスト。冷凍庫は60℃のものまでおいしく冷凍できる「熱いもの冷凍」機能を搭載します。
また、「おうちでロック製氷」機能のキラット製氷モードを使えば、白くなりがちな氷もきれいで溶けにくい氷に。野菜室が使いやすい中段にあるタイプなので、野菜好きな方におすすめのモデルです。
パナソニック(Panasonic) HPXタイプ NR-F556HPX
容量 | 550L/冷蔵室284L、冷凍室103L、クーリングアシストルーム30L、製氷室18L、野菜室115L |
サイズ | 幅685×奥行699×高さ1,828mm |
年間消費電力量 | 279kWh/年 |
冷凍室と野菜室が奥まで使いやすい
冷凍室と野菜室が奥まで引き出せる「ワンダフルオープン」設計の冷蔵庫。庫内を広く使える上、レールに工夫がされており、最小限の力で引き出すことができます。
「はやうま冷凍」ではアツアツのごはんをラップしてから60分で冷凍可能。肉や魚、料理を約一週間長持ちさせる「微凍結パーシャル」機能や、湿度をコントロールし、野菜を新鮮に保つ「Wシャキシャキ野菜室」、ニオイ除去・除菌をする「ナノイーX」も搭載。
使いやすく機能も充実したハイモデルとして、あらゆる方におすすめの冷蔵庫です。
日立(HITACHI) 6ドア冷蔵庫 クリスタルミラー R-WX74K-X
容量 | 735L/冷蔵室386L(内真空チルドルーム18L)、冷凍室143+42L、製氷室27L、野菜室137L |
サイズ | 幅880×奥行738×高さ1,833mm |
年間消費電力量 | 310kWh/年 |
家庭用では最大クラスの容量
家庭用として最大容量※を誇る冷蔵庫。スマホと連携し、節電モードや急速製氷などを外出先でもオン・オフが可能です。日立独自の「真空チルド」では-1℃、0.8気圧のチルドルームで鮮度を保持します。
冷蔵室の3・4段目には「スポット冷蔵」システムを搭載。通常より低温で保管し菌の繁殖を抑えたり、オート急冷却で温かいものをそのまま入れたりできます。冷凍機能ではアルミトレイを利用し、すばやく凍らせることも可能です。
下段の「新鮮スリープ野菜室」では、野菜からでるニオイやガスを分解し、まるで眠らせるように保存。乾燥を抑えて結露も防ぎます。容量と機能を兼ね備えた大型冷蔵庫です。
※2020年6月29日現在
紹介した冷蔵庫の電気代目安
今回紹介した冷蔵庫の電気代の目安を表にしました。容量も合わせてチェックして見てください。
電気代は1kWh=27円で計算しています。
メーカー・型番 | 容量 | 365日の電気代 | 容量1Lあたり |
---|---|---|---|
エスケイジャパン・SR-A90 | 85L | 約6,399円 | 約75.28円 |
Hisense・HR-B95A | 93L | 約5,616円 | 約60.39円 |
シャープ・SJ-D14F | 137L | 約8,100円 | 約59.12円 |
日立・RL-154NA | 154L | 約8,262円 | 約53.65円 |
三菱電機・MR-P17F | 168L | 約8,316円 | 約49.5円 |
パナソニック・NR-B251T | 248L | 約8,370円 | 約33.75円 |
東芝・GR-S36SC | 356L | 約8,910円 | 約25.03円 |
シャープ・SJ-W413G | 412L | 約9,180円 | 約22.28円 |
三菱電機・MR-B46F | 455L | 約6,615円 | 約14.54円 |
シャープ・SJ-AF50G | 502L | 約6,750円 | 約13.45円 |
パナソニック・NR-F556HPX | 550L | 約7,533円 | 約13.7円 |
日立・R-WX74K-X | 735L | 約9,855円 | 約13.4円 |
いかがでしょうか?基本的に容量の多い冷蔵庫ほど、1Lあたりの電気代が低くなっていることがわかると思います。ぜひランニングコストの参考にしてください。
冷蔵庫のお悩みQ&A
ここでは冷蔵庫で比較的多く聞かれる悩みについて、Q&A形式で解説します。
Q.冷蔵庫なのに食材が凍る!
A.冷蔵庫で食材が凍ってしまうことの一番多い原因として、冷気吹き出し口付近を食材でふさいでしまうことが挙げられます。冷蔵室全体を循環し冷やすための冷気が一か所に集中し凍ってしまう原因に。
また、単純ですが設定温度の下げすぎも凍りやすくなる原因です。これらに心当たりがない場合は温度センサーやサーモスタットの故障が疑われます。メーカーや購入店舗のサポートを頼りましょう。
Q.冷蔵庫を買い替えたいんだけど粗大ごみでいい?
A.ダメです。確かに昔は粗大ごみとして処分できたのですが、現在では家電リサイクル法により、新しい冷蔵庫を購入するお店に引き取りを依頼し、お金を払って回収してもらわなければいけません。
この場合、業務用の冷蔵庫や冷凍庫は対象外となるので注意が必要。また、回収方法は依頼する店舗ごとに違いがあるので、ホームページなどでしっかりと確認しましょう。
まとめ
今回は100L未満のものから容量700Lオーバーのものまでさまざまなタイプの冷蔵庫を紹介しました。
大型家電ということで搬入経路や処分方法の確保も大事な冷蔵庫。容量のイメージが沸かない方は、触ってみるとより大きさが実感できる実店舗で見ることもおすすめします。
また、野菜の鮮度を維持したり急速冷凍したりといった機能もかなり重要です。長く使うものなので、後悔のないよう自分の環境にぴったりとハマる製品選びをしましょう。