家庭用ワインセラーのおすすめ7選|わかりやすい選び方や電気代目安も!

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ワインセラー 家電
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最適な状態で保管しようとすると案外温度調整が大変なワイン。ちゃんと保管したつもりでも、冷蔵庫ではおいしさを逃してしまっているかも!?

そんな悩みを解決するワインセラーについて、今回は選ぶ際にチェックすべきポイントやおすすめの製品を紹介します。中にはワインより低温での保存が必要な日本酒などに対応するものも!それではご覧ください。

未成年の飲酒は犯罪です。お酒は20歳になってから!

おすすめのワインセラーをすぐに見たい人はこちら

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そもそもワインセラーってなに?

ワインセラー

ワインを安定した温度や湿度で保管し、「保存」や「熟成」をおこなう施設や装置のことをワインセラーと言います。

今回の記事では家庭に置けるような冷却機能を持つワインセラーを特集していますが、厳密には加温機能※を持つものは「ワインセラー」、冷却機能しかないものは「ワインクーラー」です。

ワインクーラー

ただし、ワインクーラーと言うと、上画像のような飲む前にワインを直接冷やすアイテムを指すことが一般的。そういったことから、ワインクーラーも記事中ではワインセラーとして扱っています。

家庭用ワインセラーの選び方

ワインセラー

ここからは家庭用のワインセラーをどう選べば良いかわからない人に向け、チェックすべきポイントを説明します。迷っている人はぜひ参考にしてください。

冷却方式の特徴で選ぶ

まず、ワインセラーは冷却方式によって大きく特徴が変わるアイテムだということを把握しましょう。この特徴をチェックすることがワインセラー選びのステップ1といった所です。以下で説明するのでチェックしてください。

ペルチェ方式

パソコンのCPU冷却などに使われる、ペルチェ素子を用い冷却するのがペルチェ方式です。冷却性能が低く外気温に左右されやすいため、常にエアコンを稼働しているような室温が安定した空間に向きます。室温が低すぎる場合も庫内が冷えすぎるので注意しましょう。

また、冷却性能が低いため冷却に時間がかかり電気代(消費電力)もかさみがち。ただし、モーターがないので静音性はかなり高く、使われる部品が少ないため本体価格が安価というメリットがあります。気軽にワインを楽しみたい方におすすめ。

ペルチェ方式が向いている人
  • 収納本数が少なくていいので安価なワインセラーが欲しい人
  • 温度が安定した場所にワインセラーを置ける人

コンプレッサー方式

冷媒の気化熱で冷却しコンプレッサーで冷媒を移動する、冷蔵庫と同じシステムの冷却方式がコンプレッサー方式です。パワフルな冷却性能を持ち、室温が安定しないような場所でも温度の維持に力を発揮します。

本体価格は高くなりがちですが消費電力が少なく、長い目で見ると他のタイプよりも出費を抑えることができます。ただし、運転音は家庭用の冷蔵庫と同程度なので、寝室など静音性が求められる場所への設置は向きません

コンプレッサー方式が向いている人
  • 温度が安定しない場所にワインセラーを置きたい人
  • 長くワインセラーを使いたい人

アンモニア方式

アンモニアを冷媒として使用し、コンプレッサー方式のように気化熱によって冷却をおこなうのがアンモニア方式。静音性が高く、冷却性能はペルチェ方式より多少高いといったところ。ただし、消費電力がかなり高い特徴があります。

ちなみに、現在はドメティック社のみが販売しているのですが、本体が非常に高価(同収納でコンプレッサー方式の2倍~ほど)です。

アンモニア方式が向いている人
  • とにかく静かなワインセラーが欲しい人

収納本数をチェック

8本収納のワインセラー
出典元:アイリスオーヤマ

ワインセラーは機種ごとにワインの収納本数に大きな差があり、ペルチェ方式は少な目のものが多く、コンプレッサー方式は少量~大量に収納できるモデルまで幅広く製造されてます。

気楽にデイリーワインを楽しむならば少量収納モデルでOKですが、熟成を考える人はケースで販売される12本以上収納できるものがおすすめです。また、数本キープした状態で買い足すなら18本以上あると安心でしょう。

ライフスタイルに合わせて選ぶことが大事な項目です。

設置場所にも気を配ろう

ワイン高温のほか紫外線も劣化の原因になります。できるだけ避けた方がいいのですが、もし日が当たる場所に設置する場合は、紫外線カット機能を持つ扉の製品を選びましょう。

また、どのような冷却方式でも運転音は発生します。寝室に置くにしても、なるべく布団やベッドから離した場所に置いたり、ワインセラーとの間にサイドボードを挟んだりし、できるだけ生活の質を落とさないよう工夫しましょう。

温度設定幅をチェック

ワインセラーの温度表示部
出典元:Amazon

ワインの保存に向いた温度は13~15℃。この温度に設定できることはワインセラーとして当たり前ですが、中には日本酒の保管に向いた0℃ほどまで温度を下げられる製品もあります。

また、保管スペースが上下二か所に分かれ、温度を別々に設定できる便利なモデルも。ワイン以外にも保管したい場合はチェックするといいでしょう。

ワインセラーのおすすめ【7選】

ここからはおすすめのワインセラーを冷却方式別にペルチェコンプレッサーの2つに分けて紹介します。

ペルチェ方式ワインセラーのおすすめ【3選】

まずはペルチェ方式のおすすめワインセラーを紹介。気軽にワインを楽しみたいかたはこちらがおすすめです。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ワインセラー 8本収納 ペルチェ式 PWC-251P-B

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ワインセラー 8本収納 ペルチェ式 PWC-251P-B
冷却方式ペルチェ方式
消費電力65W
本体サイズ幅252×奥行500×高さ450mm
最大収納本数8本
温度設定8~18℃(周囲25℃時)

お手ごろ価格のコンパクトセラー

実売価格が一万円を切る、導入の敷居がとにかく低いワインセラーです。冷却性能が決して高くはありませんが、モーターを搭載しないペルチェ方式ということで寝室に置いても大丈夫なほど静音性が高くなっています。

ちなみに、ラックが外せるので太めの瓶も収納可能。扉は紫外線カットガラスを採用し、ある程度なら明るい場所でもOKです。スーパーやコンビニなどでデイリーワインを買う、ライトなワインユーザーのエントリーモデルとしておすすめ。

ルフィエール(Lefier) ワインセラー 12本収納 日本メーカー製ペルチェ使用 LW-S12

ルフィエール(Lefier) ワインセラー 12本収納 日本メーカー製ペルチェ使用 LW-S12
冷却方式ペルチェ方式
消費電力70W
本体サイズ幅280×奥行567×高さ675mm
最大収納本数12本
温度設定4~22℃(最大で周囲温度-15℃)

2×6で収納するスリムモデル

幅に余裕を持った2本収納スペースが6段になった、スリムタワー仕様のワインセラー。ボトルは大きめな直径80mm×高さ330mmのものまで対応するので、シャンパンボトルなども収納できます。

使用前は吸気口に同梱されるフィルターを取り付ける必要があるので、導入される人は忘れないよう注意しましょう。

ottostyle.jp ワインセラー 最大32本収納 ペルチェ方式

ottostyle.jp ワインセラー 最大32本収納 ペルチェ方式
冷却方式ペルチェ方式
消費電力140W
本体サイズ幅400×奥行512×高さ848mm
最大収納本数32本
温度設定上段12~18℃、下段8~18℃

棚を外せば一升瓶も入れられる

ペルチェ方式としては最大クラスの収納量を誇る製品。上下段に分かれた構造をしており、各段一般的なワインなら16本収納できます。上下別々に温度設定ができることもポイント。適温が異なる赤ワインと白ワインなどの保存がこれ一台で可能です。

また、下の棚を外すと一升瓶を収納することもできます。さらに、庫内上部にLEDライトが点くので、暗所で使いがちなワインセラーには中の確認がしやすくうれしいところでしょう。

扉が紫外線をカットするミラーガラス仕様になっているため、周囲の風景が映りこみインテリアとしても活躍します。ワインをケース買いする人にもおすすめのワインセラーです。

コンプレッサー方式ワインセラーのおすすめ【4選】

続いて冷却性能の高いコンプレッサー方式のおすすめワインセラーを紹介。周りの環境にあまり左右されないので、しっかりとワインを管理したい方はチェックしてください。

フォルスター ワインセラー ホームセラー 18本収納 FJN-65G

フォルスター ワインセラー ホームセラー 18本収納 FJN-65G
冷却方式コンプレッサー方式
年間消費電力(50/60Hz)128/120kWh
本体サイズ幅400×奥行526×高さ685mm
最大収納本数18本
温度設定5~20℃(周囲温度5~32℃時)

さまざまなスタイルでワインを置ける

加湿機能を持ち、ワインを熟成することに重きを置いたワインセラーです。棚は自在に取り外しでき、上の棚はひっくり返すことで平行・傾斜置きに対応。下の棚は基本平行置きですが、上の棚と合わせて外せば垂直置きにも対応します。

この垂直置きでは、マグナムボトルや一升瓶も置けるので、複数種のお酒を楽しみたい人にはうれしいのではないでしょうか。ちなみに、庫内は上部1とサイド4の照明で美しく照らされる仕様です。

さくら製作所 ワインセラー ZERO Advance 22本収納 コンプレッサー式 SA22

さくら製作所 ワインセラー ZERO Advance 22本収納 コンプレッサー式 SA22
冷却方式コンプレッサー方式
消費電力(50/60Hz)103/118W
年間消費電力(50/60Hz)129/133kWh
本体サイズ幅390×奥行530×高さ710mm
最大収納本数22本/一升瓶なら5本
温度設定0~22℃

静音性の高いこだわりセラー

冷気を逃さないことにこだわる、重厚な断熱ボディ+3重のガラスドア(内2枚は断熱ガラス)仕様の前扉を持つワインセラー。この高い断熱仕様により、内部の運転音も軽減することに成功しています。

また、温度設定が0~22℃と幅広いため、低温での保管が適した日本酒にもきっちりと対応。棚を外すことで一升瓶なら5本まで同時に収納できます。おしゃれで静かなワインセラーを探している人におすすめです。

さくら製作所 ワインセラー ZERO Advance 38本収納 コンプレッサー式 2温度管理 SA38

さくら製作所 ワインセラー ZERO Advance 38本収納 コンプレッサー式 2温度管理 SA38
冷却方式コンプレッサー方式
消費電力(50/60Hz)104/119W
年間消費電力(50/60Hz)182/186kWh
本体サイズ幅390×奥行530×高さ1165mm
最大収納本数38本
温度設定0~22℃

利便性の高い大収納モデル

上で紹介した同メーカー製SA22の大容量モデル。断熱性・静音性はそのままに、こちらはさらに上下スペースで個別に温度設定が可能です。この特徴から上段はワイン、下段では日本酒といったように、より適温での収納が可能となっています。

さまざまなお酒を最適な状態で保管したい!とこだわりがある人は検討してみてはいかがでしょう。

ルフィエール(Lefier) ワインセラー 上下2室個別温度設定 27本収納 コンプレッサー式 C27SLD

ルフィエール(Lefier) ワインセラー 上下2室個別温度設定 27本収納 コンプレッサー式 C27SLD
冷却方式コンプレッサー方式
消費電力75W
本体サイズ幅370×奥行498×高さ1160mm
最大収納本数27本
温度設定5~20℃

コスパの高いマルチモデル

上下で2パターンの設定温度を選べるマルチなワインセラー。一般的な温度設定幅に高い収納力を持ち、コスパが非常に高く仕上がっています。

収納力の高いコンプレッサー方式のものが欲しいけれどあまり高いのは…といった人におすすめのワインセラーです。なお、最下段のみ傾斜棚になっています。

ワインセラーの電気代はどれくらい?

最後に今回紹介したワインセラーの電気代目安をお届けします。年間消費電力が発表されているものはそちらを基準とし、発表されていないものは定格消費電力(最大消費電力)を元に算出しました。

※1kWh=27円で計算しています。

冷却方式メーカー・型番1年間の電気代目安ワイン一本あたりの年間電気代目安※¹
ペルチェ方式アイリスオーヤマ・PWC-251P-B 65W約15,374円約1,922円
ペルチェ方式ルフィエール・LW-S12約16,556円約1,380円
ペルチェ方式ottostyle.jp・最大32本収納ワインセラー約33,113円約1,035円
コンプレッサー方式フォルスター・FJN-65G約3,456円約192円
コンプレッサー方式さくら製作所・SA22約3,591円約163円
コンプレッサー方式さくら製作所・SA38約5,022円約132円
コンプレッサー方式ルフィエール・C27SLD約17,739円約657円

※¹最大収納時の目安

いかがでしょう。ペルチェ方式の3機種とコンプレッサー方式のC27SLDは年間消費電力の発表がないため、常にフルパワーで稼働した場合の電気代目安となっています。このため、実際にかかる電気代よりも高くなってしまっていますがご了承ください。特にC27SLDは大幅に高くなってしまっているはずです。

ただ、そういったことを計算に入れても、やはりペルチェ方式は電気代がかさんでしまいます。利用スタイルと合わせ、ぜひお得に使えるワインセラーを選びましょう。

まとめ

ワインとおつまみ

ワインセラーは冷却方式によって、かなり特徴が違う家電です。使う環境やワインを飲んだり買い足したりする頻度をシミュレートして選ぶことが大事になります。ぜひ記事を参考にして自分にぴったりな製品を見つけ出してください。