「防犯に役立つ照明が欲しい」、「庭を美しくライトアップしたい」、といった暮らしの中のなにげない要求に応えるソーラーライト。安全性が高く、キャンプに携行する予備ライトとして使われることもあります。
ただ、あまり知名度が高いとは言えず、存在すら知らない・気にしたことがない方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなソーラーライトに馴染みがない方でもライフスタイルにピッタリ合った製品を選べるよう、選び方のポイントと使う環境別におすすめの製品を紹介します。
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ソーラーライトとは
ソーラーライトとは、日中に太陽光(ソーラー)のエネルギーを内蔵の電池に貯め、そのエネルギーを夜間に明かり(ライト)として放出できるアイテム。暗くなると自動で点灯するセンサーをほとんどの製品で搭載しています。
給電の必要がないので煩わしい配線工事が不要で、庭の足場確保やライトアップ、防犯用品としての一面も。
また、おしゃれなものやかわいいものもあり、ただの「明かり」とあなどれない製品も数多く出回っています。集合住宅でもベランダで楽しめるので、ぜひ導入してみてはいかがでしょう。
太陽光がエネルギー源なので曇りや雨など、日照時間が少ない時は夜間の点灯時間が少なかったり点灯できなかったりもします。
ソーラーライトを選ぶ際のチェックポイント
ここからはソーラーライト選びでチェックすべきポイントを説明します。購入後の失敗を減らすためにも、ぜひ参考にしてください。
用途に合わせたタイプのものを選ぶ
一括りにされていますが、「ソーラーライト」と言っても大きく3タイプに分かれます。それぞれで向いた環境や用途がガラリと変わってくるので、まずはここからチェックしましょう。
壁付けタイプ
防犯や暗所を強く照らしたい時に向くのがこの壁付けタイプ。多くの製品が人感センサーを搭載し、人の動きを感知すると他のタイプよりも強い光を発生させることができます。
埋め込みタイプ
庭の足場確認やムードアップに向くのが埋め込みタイプです。名前の通り地面に埋め込むのですが、支柱のみを埋め込み上部のライトで地面を照らすものと、本体のほとんどを埋め込み地面をあまり照らさないものがあります。
ランタンタイプ
明るさを抑えたものが多く、庭のムードアップや軽い照明として使えるのがランタンタイプです。レトロ・エキゾチックな雰囲気を楽しめ、フックなどを利用し吊るせるものと、そのままデスクや地面などに直接置いて使うものがあります。
取り付け方法
配線工事は不要ですが、本体自体の取り付けは必要です。特に壁付けタイプは、壁自体に電動ドリルなどで前もって設置用の穴を開けなければいけないものが多く、少しだけ敷居が高くなっています。
中には粘着テープで使えるものもあるので、穴あけに抵抗がある方はそういったものを選びましょう。ちなみに、ランタンタイプを壁にフックで吊るしたい場合も穴あけが必要になることがあります。
ソーラーパネルの位置
全タイプのソーラーライトで考えなければいけないのが、ソーラーパネルの「向き」と「位置」です。日中、いかに太陽光をソーラーパネルで受け、どれだけ充電できるかで夜間の点灯時間が決まると言っても過言ではありません。
特に太陽光が届きにくい家の南側や、他の建物の影になりやすい位置に設置する場合、どれだけの時間太陽光を受けられるか、ソーラーパネルの向きもあわせシミュレートしましょう。
ソーラーライトの中には、照明部とソーラーパネル部が分離しているものもあります。どうしても日照が見込めない場所にソーラーライトを設置したい方におすすめです。
防塵・防水機能
ソーラーライトは基本的に風雨にさらされる屋外での使用を想定されているため、ほぼすべての製品に防塵・防水機能が備わっています。
この防塵・防水機能はIP〇△(〇△は数字)といったように表現され、〇が防塵性能で△が防水性能のこと。数値が高いほど効果が高く、防塵性能は0またはX(どちらもナシということ)~6、防水性能は0またはX~8で等級を表しています。
例えば、ソーラーライトでよく見るIP65だと、粉塵の侵入を完全に防ぎ、あらゆる方向からの水の噴流によっても影響を受けないレベルです。水没には対応しないので注意して下さい。
ただし、いくら等級が優れていたとしても、製造の過程で接合が甘いようなことも考えられます。ネットショッピングの場合は等級とあわせ、口コミもチェックしてから選びましょう。
ソーラーライトのおすすめ【14選】
ここからはおすすめのソーラーライトを壁付けタイプ、埋め込みタイプ、ランタンタイプの3つに分けて紹介します。
壁付けタイプのおすすめソーラーライト【3選】
まずは壁付けタイプのおすすめソーラーライトを紹介。暗所を明るく照らしたい場合や防犯に適正の高いタイプです。ちなみに、今回紹介する壁付けタイプはすべて人感センサーを搭載しています。
MEIKEE 分離型 センサーライト ソーラーライト
サイズ | 本体/幅96×奥行―×高さ124mm、パネル/幅90×奥行―×高さ145mm |
重量 | 455g |
防塵・防水機能 | IP65 |
ソーラーパネルを効率よく設置可
ソーラーパネルとライト部が分離したタイプで、同梱する3mのケーブルを使いかなり自由に設置できます。これにより、日当たりの悪い南側や、他の建物や壁に阻まれたスポットを照らすことが可能。
コンパクトながら200のLEDで明るく照らせることも魅力です。点灯モードは3つ搭載し、暗めに常時点灯するモード、人感センサーを利用し動きに反応して明るく点灯するモードを2つ搭載しています。
照らしたい場所の日当たりが悪い方、1つから買えるので、とりあえずソーラーライトを試してみたいという方にもおすすめです。
キシマ ソーラー人感センサーライト KL-10379
サイズ | 幅190×奥行40×高さ90mm |
重量 | 180g |
防塵・防水機能 | IP65 |
付属の強力粘着テープでも取り付け可
スリムで軽く、付属する強力な粘着テープで設置可能なソーラーライト。もちろん、ドリルで穴を開け、そこにネジを通し設置することも可能です。
点灯モードは、暗めに常時点灯し人感センサー反応時に20秒点灯後また暗めに点灯するモード、普段は消灯し人感センサー反応時に20秒点灯後消灯するモードの二つ。ソーラーライトが欲しいけれど壁に穴を開けたくない方におすすめです。
NESMOVA センサーライト ソーラーライト 2020最新版 2個セット
サイズ | 幅210×奥行68×高さ78mm |
重量 | 235g |
防塵・防水機能 | IP65 |
安価でスタンダードなセット製品
6区画に分かれた発光部にそれぞれ導光板を搭載し、省エネルギーで最大限発光するよう調整されたソーラーライト。
点灯モードは3つあり、暗めで常時点灯するモード、人感センサーに反応があった場合に30秒点灯するモードと60秒点灯するモードとなっています。2個セットなので、2か所以上照らしたい方におすすめ。かなり安価です。
埋め込みタイプのおすすめソーラーライト【7選】
次に埋め込みタイプのおすすめソーラーライトを紹介。足場を照らしたい場合やライトアップに向いています。
LeiDrail ソーラーライト 屋外 埋め込み式 6個セット
サイズ | 直径115×高さ415mm |
重量 | ― |
防塵・防水機能 | IP65 |
和洋どちらにも合うデザインライト
設置場所、日照条件を考えたらすぐに設置できる気軽に使えるソーラーライト。操作は照明部についたon/offのスイッチのみで、雲柄のシェードから漏れる明かりが魅力です。6個セットということもあり、さまざまな場所を照らしたい方におすすめ。
Letmy スポットライト ledソーラーガーデンライト 昼白色2個セット
サイズ | ― |
重量 | 385g |
防塵・防水機能 | IP65 |
壁付けもできるマルチタイプ
ライトとソーラーパネルが分かれ、それぞれ180°角度調整可能なので、置ける場所が幅広く、なんと埋め込み以外に壁への取り付けにも対応しています。
操作はon/offに加え、夜間自動点灯の明るさを50%/75%/100%の3つに設定可能。壁と地面に使い分けたい方や照らし方を細かく調整したい方におすすめです。
Leolee ガーデンライト 屋外 スポットライト 昼光色2本入り
サイズ | 直径106×高さ618.5mm |
重量 | 約300g |
防塵・防水機能 | IP65 |
埋め込みでは珍しい人感センサー付き
ゴルフのティーのようなモダンなデザインの、埋め込みタイプでは珍しい人感センサーを搭載するソーラーライト。人や動物を感知すると22秒間強く点灯し、防犯や獣害対策にも役立ちます。
シンプルに暗い地面を照らしたい方、壁付けではない防犯ソーラーライトを探している方におすすめです。ちなみに、支柱部が分割構造になっており、高さを2段階調整できます。
Otdairソーラー炎ライト ガーデンLEDライト 4本セット
サイズ | ― |
重量 | ― |
防塵・防水機能 | IP65 |
光ゆらめく吊っても使えるライト
光源がゆらめき、まるでたいまつのように光るソーラーライトがこちら。地面を照らすというより横に光が広がるので雰囲気作りに向いています。
下部のスティックを取り付けず、壁にフックなどを設置し吊り下げての使用も可能。ムードアップアイテムとして庭に置きたい方は一考してみてはいかがでしょう。
DERAYSIONソーラーライト 埋め込み式 6個セット
サイズ | 直径140×高さ400mm |
重量 | 約418g |
防塵・防水機能 | IP44 |
ミニ街灯風のおしゃれライト
この価格で本体がステンレス製、シェード(発光部を包む部分)はガラス製で、さらに6本セットと非常にお手ごろなソーラーライト。光を遮る部分が少なく、暗い地面を柔らかく照らします。
他の製品より重いのですが、そういったずっしり系のモノが好きな方におすすめです。
タカショー(Takasho) ソーラーライト シルエットストーリー くまのプーさん TD-LR03
サイズ | 幅128×奥行128×高さ545mm |
重量 | 約540g |
防塵・防水機能 | ― |
プーさんシルエットのかわいいライト
日本企業のタカショーとディズニーがコラボした、くまのプーさんがシェードに描かれるかわいいソーラーライトです。明かり自体は強くありませんが、ろうそくのようにゆらめき雰囲気バツグン。
ディズニーファンでなくとも惹かれるムードたっぷりの製品です。くまのプーさん以外に、ミッキー&ミニー、ティンカーベルも展開しています。
Otdair ソーラーグラウンドライト 電球色 8個セット
サイズ | 直径115×高さ130mm |
重量 | ― |
防塵・防水機能 | IP65 |
地面の目印や気軽なライトアップに
本体自体をほとんど埋め込み、このライトを目印として地面を把握するタイプの埋め込みライト。ライトアップとしての用途にも使え、8個セットなので気軽に配置できます。
庭を照らしたいけれど歩けるスペースを減らしたくない方におすすめ。
ランタンタイプのおすすめソーラーライト【4選】
続いてランタンタイプのおすすめソーラーライトを紹介。持ち運びしやすいのでキャンプなどアウトドアでの使用や、明るさが控えめなものが多いので、ムードアップに向きます。
SOLARMKS ソーラーライト 炎のライト 2個セット
サイズ | 幅120×奥行120×高さ215mm |
重量 | ― |
防塵・防水機能 | IP65 |
暖かみのある炎のような明かり
ペグやフックへの吊り下げ、そのままテーブルに置いて炎のようにゆらめく明かりを楽しめるソーラーライト。外装にレトロ処理を施した金属を使い、アンティーク製品のように演出されています。日常に疲れて癒されたい方におすすめ。
SONNENGLAS(ソネングラス) 250ml Mini ビン型 ソーラーライト
サイズ | 幅85×奥行85×高さ110mm |
重量 | ― |
防塵・防水機能 | IP67 |
センスが問われる!?ビン型ライト
中に入れたものをライトアップできる、ビン型のソーラーライトです。優しい光がビン内部を通しゆるやかに広がるため、入れるものによって違った風合いを感じられることがポイント。
満充電で24時間以上優しい光が続くため、屋外はもちろん屋内のインテリアとしてもおすすめです。ちなみに、ケーブルは付属していませんが日光の他にUSBで充電もできます。
LeiDrail ソーラーライト ランタン
サイズ | 直径115×高さ150(ハンドル込み236)mm |
重量 | ― |
防塵・防水機能 | IP65 |
オリエンタルな雰囲気のライト
オリエンタルな雰囲気漂うスマートなデザインの製品。吊るして使ってももちろんいいのですが、デスクなどに置くと金属製のシェードに彫られた模様から細かく光があふれ、より雰囲気を味わうことができます。
庭の飾り付けはもちろん、ハンドルが大きいので夜間の散歩での持ち歩きにもおすすめです。
※現在各ショップ在庫なし
CARRY THE SUN ソーラーライト Medium
サイズ | 幅110×奥行110×高さ110mm |
重量 | 86g |
防塵・防水機能 | ― |
小さく畳め持ち運びラクラク
ぺしゃんこに畳んだ状態で持ち運びでき、使う時は広げることでキューブ状になる製品。重さが86gほどしかなく、飛ばされてしまう危険もあるため他のソーラーライトと違い、常時屋外で使うことには向きません。
キャンプなどのアウトドアで使う予備ライトとしての使用や、災害時の備えとしておすすめです。
まとめ
今回は配線工事が不要なソーラーライトを特集しました。上手に選べば殺風景な庭もこれ一つで彩りある空間に生まれ変わるかもしれません。
また、電源がいらないので電気が止まるような災害時に、予備のライトとしても活躍します。ぜひ記事を参考に、素敵なソーラーライトを見つけ出してください。